「Install」ボタンをクリックすると、MySQL Installation Wizard がインストールを開始し、次項以降で説明する変更をお客様のシステムに加えます。
レジストリの変更
MySQL Installation Wizard
は標準的なインストールの状況で、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\MySQL
AB
にある Windows
レジストリキーを作成します。
MySQL Installation Wizard は、MySQL
Server 5.1
など、インストールするサーバーの主なバージョンに従って名前を付けられたキーを作成します。それには
2
つの文字列の値、Location
および Version
が含まれます。Location
文字列にはインストールディレクトリへのパスが含まれます。デフォルトのインストールでは、C:\Program
Files\MySQL\MySQL Server 5.1\
が含まれます。Version
文字列にはリリース番号が含まれます。たとえば、MySQL
Server 5.1.47
のインストールでは、そのキーには
5.1.47
の値が含まれます。
これらのレジストリキーは外部のツールに
MySQL
サーバーのインストール場所を認識させるので、MySQL
server
のインストールパスを決定するためのハードディスクの完全スキャンをしなくて済みます。レジストリキーはサーバーの起動には必要ありません。MySQL
を noinstall
Zip
アーカイブを使用してインストールすると、レジストリキーは作成されません。
スタートメニュに戻る
MySQL Installation Wizard が一般的な MySQL メニューの下にインストールした MySQL の主なバージョンの名前で Windows のスタートメニューに新たにエントリを作成します。たとえば、MySQL 5.1 をインストールした場合、MySQL Installation Wizard は MySQL Server 5.1 のセクションを「スタート」メニューに作成します。
以下のエントリがスタートメニュー欄に作成されます。
MySQL
コマンドラインクライアント:
これは mysql
コマンドラインクライアントへのショートカットで
root
ユーザーとして接続が設定されます。このショートカットは接続すると
root
ユーザーパスワード聞いてきます。
MySQL Server Instance Config Wizard: これは MySQL Configuration Wizard へのショートカットです。このショートカットで新たにインストールしたサーバー、あるいは既存のサーバーを再設定します。
MySQL Documentation: これは MySQL サーバーのインストールディレクトリにローカルで保存された MySQL サーバーの説明資料へのリンクです。このオプションは MySQL サーバーを基本インストールパッケージでインストールした場合には利用できません。
ファイルシステムへの変更
MySQL Installation Wizard は、デフォルトで MySQL
5.1 サーバーを
C:\
にインストールします。Program
Files
\MySQL\MySQL Server
5.1
Program
Files
は、システム内のアプリケーションのデフォルトの場所です。5.1
は、インストールされた MySQL
サーバーのメジャーバージョンです。これが
MySQL
サーバーに推奨しているロケーションで、以前のデフォルトのロケーション
C:\mysql
を置き換えます。
デフォルトではすべての MySQL
アプリケーションは共通のディレクトリ
C:\
に保持され、Program
Files
\MySQLProgram Files
は客様の Windows
にインストールした際のアプリケーション用デフォルトのロケーションです。開発マシンへの標準的なインストールは以下のようになります。
C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 5.1 C:\Program Files\MySQL\MySQL Workbench 5.1 OSS
これにより MySQL アプリケーションの特定にシステムでの管理と維持が用意になります。
MySQL 5.1.23 以前では、MySQL
が使用するデータファイルのデフォルトの場所は、対応する
MySQL
サーバーのインストールディレクトリ内にあります。MySQL
5.1.24
以降では、データディレクトリのデフォルトの場所は、MySQL
アプリケーションをインストールしたユーザー用に設定された
AppData
ディレクトリです。