ここでは、バイナリディストリビューションおよびソースディストリビューションのインストールによって作成されるディレクトリのデフォルトレイアウトについて説明します。
バイナリディストリビューションは、選択したインストール場所(通常は
/usr/local/mysql
)でアンパックすることでインストールされ、その場所に以下のディレクトリを作成します。
ディレクトリ | ディレクトリの内容 |
bin |
クライアントプログラムと mysqld サーバ |
data |
ログファイル、データベース |
docs |
ドキュメント、変更ログ |
include |
インクルード(ヘッダ)ファイル |
lib |
ライブラリ |
scripts |
mysql_install_db |
share/mysql |
エラーメッセージファイル |
sql-bench |
ベンチマーク |
ソースディストリビューションは、コンフィギャしてコンパイルした後にインストールされます。デフォルトでは、インストールステップによって、以下のサブディレクトリ内の
/usr/local
の下にファイルがインストールされます。
ディレクトリ | ディレクトリの内容 |
bin |
クライアントプログラムとスクリプト |
include/mysql |
インクルード(ヘッダ)ファイル |
info |
Info 形式のマニュアル |
lib/mysql |
ライブラリ |
libexec |
mysqld サーバ |
share/mysql |
エラーメッセージファイル |
sql-bench |
ベンチマークと crash-me テスト |
var |
データベースとログファイル |
インストールディレクトリ内では、ソースインストールのレイアウトは、バイナリインストールのレイアウトとは以下のように異なります。
mysqld
サーバは、bin
ディレクトリではなく、libexec
ディレクトリにインストールされる。
データディレクトリは data
ではなく var
である。
mysql_install_db
は、/usr/local/mysql/scripts
ディレクトリではなく、/usr/local/bin
ディレクトリにインストールされる。
ヘッダファイルとライブラリのディレクトリは、include
と lib
ではなく、include/mysql
と
lib/mysql
である。
スクリプト
scripts/make_binary_distribution
を実行して、コンパイルされたソースディストリビューションから独自のバイナリインストールを作成できます。
This is a translation of the MySQL Reference Manual that can be found at dev.mysql.com. The original Reference Manual is in English, and this translation is not necessarily as up to date as the English version.