次に示すのは、発生する可能性のある一般的な
InnoDB
固有エラーの網羅的でない一覧、および各問題の発生理由とその解決方法です。
1005
(ER_CANT_CREATE_TABLE)
テーブルを作成できません。もしエラーメッセージがエラー
150
を参照していたら、外部キー制約が正しく形成されなかったためにテーブル作成は失敗しました。もしエラーメッセージがエラー
–1 を参照していたら、テーブルが内部
InnoDB
テーブルの名前と一致するカラム名を含んでいるためにテーブル作成はおそらく失敗したでしょう。
1016 (ER_CANT_OPEN_FILE)
InnoDB
テーブルの
.frm
ファイルは存在していますが、InnoDB
データファイル内にそのテーブルが見つかりません。項9.13.4. 「トラブルシューティング
InnoDB
データ辞書操作」
を参照してください。
1114
(ER_RECORD_FILE_FULL)
InnoDB
はテーブル領域内で空き領域を使い果たしました。新しいデータファイルを追加するためにテーブル領域を再設定しなければいけません。
1205
(ER_LOCK_WAIT_TIMEOUT)
ロック待ちタイムアウトが失効しました。トランザクションがロールバックされました。
1213 (ER_LOCK_DEADLOCK)
トランザクションデッドロック。トランザクションを返さなければいけません。
1216
(ER_NO_REFERENCED_ROW)
行を追加しようとしているのに親行がなく、外部キー制約が失敗します。まず親行を追加しなければいけません。
1217
(ER_ROW_IS_REFERENCED)
子供を持つ親行を削除しようとしていて、外部キー制約が失敗します。子供を先に削除する必要があります。