ここでは、Windows 上でバージョン 4.1 以降のソースから MySQL バイナリをビルドする方法を説明します。標準のソースディストリビューションまたは最新の開発ソースが格納されている BitKeeper ツリーからバイナリをビルドする場合の手順が記載されています。
注意: ここに記載されている手順は、最新のソースディストリビューションまたは BitKeeper ツリーで入手した MySQL を Windows 上でテストするユーザだけを対象としています。 自分でソースからビルドした MySQL サーバを実稼動環境で使用することはお勧めしません。通常、最も望ましいのは、MySQL AB が特に Windows 上で最適なパフォーマンスを達成するようにビルドした、プリコンパイルされた MySQL バイナリディストリビューションを使用することです。 バイナリディストリビューションのインストール手順については、項2.1.1. 「Windows への MySQL のインストール」 を参照してください。
Windows 上で MySQL をビルドするには、使用している Windows システムに以下のコンパイラとリソースがなければなりません。
VC++ 6.0 コンパイラ(SP 4 または 5 とプリプロセッサパッケージで更新したもの)。 プリプロセッサパッケージは、マクロアセンブラにとって必要である。 詳細については、以下のサイトを参照。 http://msdn.microsoft.com/vstudio/downloads/updates/sp/vs6/sp5/faq.aspx。
約 45 MB のディスク領域
64 MB の RAM
また、Windows 用の MySQL ソースディストリビューションも必要です。MySQL バージョン 4.1 以降のソースディストリビューションを入手する方法は、以下の2 とおりです。
関心のあるバージョンの MySQL の MySQL AB がパッケージ化したソースディストリビューションを入手する。プリパッケージされたソースディストリビューションは、MySQL のリリース済みバージョン用のものが用意されており、http://www.mysql.com/downloads/ から入手できる。
最新の BitKeeper 開発者ソースツリーから自分でソースディストリビューションをパッケージ化する。これを行う場合は、Unix システム上でパッケージを作成してから、使用している Windows システムに転送する必要がある(設定およびビルドのステップの中には Unix 上でしか動作しないツールが必要なものがあるため)。したがって、BitKeeper を利用する場合は以下のものが必要である。
Unix を実行しているシステムか、Linux などの Unix ライクなシステム
そのシステム用の BitKeeper 3.0。BitKeeper は、http://www.bitkeeper.com/ から入手できる。
Windows ソースディストリビューションを使用する場合は、直接 項2.3.7.1. 「VC++ を使用した MySQL のビルド」 に進んでください。BitKeeper ツリーからビルドする場合は、項2.3.7.2. 「最新の開発ソースから Windows ソースパッケージを作成する」 に進んでください。
予想通りに動作しないものを見つけた場合や、Windows
での現在のビルドプロセスの改良方法に関して提案がある場合は、win32
メーリングリストにメッセージを送ってください。
See 項1.7.1.1. 「MySQL メーリングリスト」。
This is a translation of the MySQL Reference Manual that can be found at dev.mysql.com. The original Reference Manual is in English, and this translation is not necessarily as up to date as the English version.