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ソースのインストールに進む前に、使用しているプラットフォーム用のバイナリが入手可能かどうかと、それが自分のシステムでうまく機能するかどうかをまず確認します。当社は、バイナリを最適なオプションでビルドするよう尽力しています。
ソースから MySQL ビルドしてインストールするためには以下のツールが必要です。
ディストリビューションを伸長するための GNU
gunzip
。
ディストリビューションをアンパックするための適切な
tar
プログラム。GNU
tar
は、有効であることで知られている。オペレーティングシステムにプリインストールされている
tar
実装の中には、長いファイル名などに関する問題が発生することが知られているものがある(Sun
tar
など)。その場合は、まず
GNU tar
をインストールする。
正しく機能する ANSI C++
コンパイラ。正しく機能することが知られているコンパイラとしては、2.95.2
以降の gcc
、1.0.2 以降の
egcs
、egcs
2.91.66
、SGI C++、および SunPro C++
などがある。gcc
を使用する場合は、libg++
は必要ない。gcc
2.7.x
には、sql/sql_base.cc
などのまったく問題のない C++
ファイルをコンパイルできなくなるというバグがある。gcc
2.7.x しかない場合、MySQL
をコンパイルするためには、gcc
をアップグレードする必要がある。
gcc
また、2.8.1
は、一部のプラットフォームで問題が発生することが知られている。したがって、使用しているプラットフォーム用の新しいコンパイラが存在する場合は、2.8.1
の使用は避ける必要がある。
MySQL バージョン 3.23.x
をコンパイルする場合は、gcc
2.95.2 以降の使用を推奨する。
適切な make
プログラム。GNU
make
は、どの場合でも推奨されるものであり、必須のこともある。問題があった場合は、GNU
make
3.75
以降の使用をお勧めする。
-fno-exceptions
オプションを認識できる最新バージョンの
gcc
を使用している場合は、このオプションを使用することが非常に大切です。このオプションを使用しないと、無秩序にクラッシュするバイナリをコンパイルしてしまうことになりかねません。また、-fno-exceptions
と共に、-felide-constructors
および
-fno-rtti
を使用することもお勧めします。判断がつかないは、以下を行ってください。
CFLAGS="-O3" CXX=gcc CXXFLAGS="-O3 -felide-constructors -fno-exceptions \ -fno-rtti" ./configure --prefix=/usr/local/mysql --enable-assembler \ --with-mysqld-ldflags=-all-static
ほとんどのシステムでは、これによって高速で安定したバイナリが提供されます。
問題が発生した場合は、MySQL
メーリングリストに質問を投稿するときに、必ず
mysqlbug
を使用してください。その問題がバグでない場合でも、mysqlbug
は、他のユーザが同じ問題を解決する際に役立つシステム情報を収集します。mysqlbug
を使用しないと、問題を解決できる可能性が小さくなります。ディストリビューションをアンパックすると、scripts
ディレクトリに mysqlbug
が格納されます。 See 項1.7.1.3. 「バグまたは問題を報告する方法」。
This is a translation of the MySQL Reference Manual that can be found at dev.mysql.com. The original Reference Manual is in English, and this translation is not necessarily as up to date as the English version.