mysqld
サーバが起動しないか
mysqld
サーバですぐにクラッシュが起きる場合、トレースファイルを作成して問題の検出を試みることができます。
そのためには、mysqld
をデバッグ用にコンパイルしておく必要があります。そのようにコンパイルされているか確認するには、mysqld
-V
を実行します。バージョン番号の末尾が
-debug
である場合、トレースファイルのサポート付きでコンパイルされています。
/tmp/mysqld.trace
(Windows では
C:\mysqld.trace
)内のトレースログを指定して
mysqld
サーバを起動します。
mysqld --debug
Windows では、--standalone
フラグを使用し、mysqld
がサービスとして起動されないようにする必要もあります。
コンソールウィンドウで以下を実行します。
mysqld --debug --standalone
この後、mysql.exe
コマンドラインツールを 2
番目のコンソールウィンドウで実行し、問題を再現することができます。mysqladmin
shutdown
では、mysqld
サーバを強制終了することができます。
注意: トレースファイルは非常に大きなサイズになります。 トレースファイルのサイズを小さくしたい場合、たとえば以下のように指定することができます。
mysqld
--debug=d,info,error,query,general,where:O,/tmp/mysqld.trace
(この場合、最も興味深いタグの付いた情報のみが
/tmp/mysqld.trace
に出力されます。)
これに関するバグレポートを作成する場合、不具合があると思われる行のみをトレースファイルから選択し、適切なメーリングリスト宛てに送信してください。不具合の場所を特定できない場合には、トレースファイルと完全なバグレポートを ftp://support.mysql.com/pub/mysql/secret/ まで ftp で送信してください。MySQL の開発者側で確認させていただきます。
トレースファイルは、Fred Fish による DBUG パッケージで作成されています。 See 項E.3. 「DBUG パッケージ」。
This is a translation of the MySQL Reference Manual that can be found at dev.mysql.com. The original Reference Manual is in English, and this translation is not necessarily as up to date as the English version.